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白木屋漆器店(白木屋資料館) /しろきや しっきてん
白木屋漆器店のホームページの企業情報→会社案内の「創業:」を見ると、「慶安年間(1650年頃)」とあって笑えました。1650年ってピンときません。寛永20年(1643年)7月に保科正之が陸奥会津藩へ加増移封という事でその7年後。新しい殿様がやってきて、会津、華やかなりし頃なのでしょう。
七日町通りにある洋風建築 駐車場

建物は、大正3年に竣工したルネッサンス様式を取り入れた洋風建築。ガチものです。七日町通りにあって、見どころの1つとなる建築物。(↑真ん中の建物)
駐車場が、建物に向かって右を入ったところにあります。
白木屋漆器店(白木屋資料館) 店内

漆器店の店内。漆器好きなら十分見所があります。お椀なら、まず使うことを考えるならサイズ。浅いもの、深いもの。口が狭いもの、広いものとあります。次は椀形。やはり姿や形は重要で、自分のお気に入りになるかどうか。ここで、重さや、底の厚さ(*1)なども確認。自分ならここまでで、あとはお値段次第といったところ。こだわるなら、木の種類、漆の種類、回数なども確認できたらよろしいかと。*1:天然木の削り出しでは底がそれなりに厚くなります。樹脂製は概して薄い。木粉の整形品は様々。
白木屋資料館

ショップからは、↑真ん中の扉から白木屋資料館へ入れます。

↑写真の道路に面した扉は、この日は閉鎖中。すぐ右に階段があります(後述)。その隣の部屋が↓下。

壁が湾曲しているのは、2枚の写真をつなげて加工した為。アンティックな家具も見もの。

白木屋資料館を奥から全景。左側の奥が入ってきた通路です。漆器の主に漆に関する展示。

漆の木から漆をとる様子の紹介。ゴムの木と異なって、傷つけた木肌から滲み出た漆を掻き取らなければならないので取量に限りがあります。また、漆の木も伐採、植林を繰り返さなければならないので、産業として維持するのは大変でした。
2F 白木屋資料館

ショップの扉のすぐ横に2Fへの階段があります。

2Fは展示室になっていました。

こちらにあるのは高級品ではありません。超高級品。最近は「高級」にチープな響きを感じることがありますが、本来、グレードが高く、特別感や満足度の高い品やサービスを指します。

奥にはもう1部屋あります。

時代のかかった雰囲気のある佇まい。
買い物

1Fショップ奥に、お値引き品のコーナーがありまして、手に取るうちに徳利袴(とくりばかま)を買いました。

徳利袴はこんなものです。徳利を置く入れ物。
【 白木屋漆器店(白木屋資料館) 】
住所:〒965-0042 福島県会津若松市大町1丁目2−10
営業時間:9:30〜17:30
日曜祝日は18:00まで
定休日:ホームページのカレンダーをご覧ください。
(リンクは2025年カレンダー)
電話番号:0242-22-0203
ホームページ
地図、ナビ用リンク
日本三大漆器の1つ「会津塗り」
好きですね「日本三大XX」。日本三大虚空蔵菩薩、日本三大ラーメンときて、日本三大漆器。一番を主張しないところが日本的。三大なんたらとか言いながら、その実、5箇所も6箇所もあったりするのは愛嬌。一般的に言われる日本三大漆器は以下です。福島県:会津塗石川県:山中塗・輪島塗和歌山県:紀州漆器
この会津塗りを施した漆器は会津漆器と呼ばれますが、漆塗りを施す器を作る技術も会津は優れていました。器は、まず、丸太から角材の切り取り(木取り)を行います。十分に乾燥された角材を轆轤(ろくろ)で回しながらカンナで椀の外側を削り出し、ついで中をくり抜いて作ります。これは木地師と呼ばれる人達の技術ですが、今は機械で同じ事ができます。最近は、樹脂製の器も多いですし、木粉を樹脂で整形したお椀などは天然木からの削り出し品と区別がつかないこともしばしば。
更に難しいのが、漆塗りです。食器では漆風のウレタン塗料が一般にはよく使われますが、これも「漆器」と呼ばれますのでややこしい。天然木の本当の漆塗りの漆器を買い求めたければ、きちんと説明のできる会社で確認の上で納得のいく品物を選ぶのが最善かと思います。そんな店の1つが「白木屋漆器店」です。
「あいづ くらし」は、会津のWEBライターです。
